欧州委員会 EU税関水際における模倣品・海賊版差止実績を公表
欧州委員会は、5月31日付けで「EU税関水際における模倣品・海賊版差止実績2006 (Summary of Community Customs Activities on Counterfeit and Piracy Result at the European Border – 2006) 」を公表しました。 |
欧州委員会は、水際でのエンフォースメントを強化し、税関と緊密に協力することにより、EU税関水際における模倣品・海賊版差止件数は、2005年差止点数の2倍以上に増加した、との発表をしました。商品も、偽のおもちゃ、サングラス、靴と模造自動車の部品を含む広範囲にわたる製品を含みます。差止実績の主な内容は、以下のとおりです。
(1)差止点数:2億5000万点以上 (2005年の約7600万点に比べ、約230%の増加)
(2)差止件数:36,486件 (2005年の26,704件に比べ、約40%増加)
(3)差止点数の仕出国別:
中国(約86%)
マレーシア(約4%)
アラブ首長国連邦(約2%)
(4)差止点数の種類別:
たばこ(約1億5700万点)
衣類・アクセサリー(約3000万点)
CD・DVD等(約2300万点)
電化製品(約1200万点)
(5)差止点数の権利別:
商標権(約87%)
特許権等(約12%)
意匠権又は著作権(各々1%未満)
詳細は、「Customs: Commission publishes 2006 Customs seizures of counterfeit goods」及び「Summary of Community Customs Activities on Counterfeit and Piracy Result at the European Border – 2006」を、ご参照下さい。